時短テクニック

シェアオフィスやコワーキングスペースという選択肢も

リモートワークならではの悩み

時間を有効活用したいと考える人にとって、通勤不要なリモートワーク(テレワーク) は歓迎すべきワークスタイルといえますが、いいことばかりではありません。ビジネス情報メディアの「ビズヒッツ」がリモートワーク中の男女961名にアンケート調査を実施したところ、リモートワークでなんらかの悩みが「ある」と答えたのは84・3%にのぼり、 悩みの第1位は「家族がいて集中できない」でした。

たしかに、家族がいる、いないにかかわらず、自宅ではオンオフの切り替えがしにくく、集中力が続かないという話はよく聞きます。そんなときは近所のカフェやファミレスに行く人が多いようですが、飲食店は本来仕事のための場所ではないので、長居しづらかったり、いい席が空いていなかったり、WiFiや電源がなかったりして、必ずしも快適に仕事ができるとは限りません。

コワーキングスペースは会社員にもいい

そこでオススメしたいのが「シェアオフィス」や「コワーキングスペース」です。 シェアオフィスとコワーキングスペースは、どちらも異なる職業の人が集まって仕事をする場所のことで、日本ではほぼ同じ意味で使われています。シェアオフィスは個室が多く、コワーキングスペースは図書館のようなオープンな場所になっている傾向があるものの、厳密に区別されているわけではないようです。

こうした場所はなんとなく「フリーランス向け」というイメージがあって、会社員の方には敷居が高く感じられるかもしれませんが、それは誤解です。

たしかに以前は企業契約やフリーランスの利用者がほとんどでしたが、コロナ禍以降はリモートワーク中の会社員が利用するケースも急増し、彼らを対象としたプランも増えてきています。時間単位や1日だけ利用できる「ドロップインコース」や、月単位でレンタルして自分のオフィスのように使える「月額会員コース」など、働き方に合わせてフレキシブルに利用できるのです。

リモートワークに便利な使い方

 

シェアオフィスやコワーキングスペースには、フリーWi Fiや電源、プリンタな ど、仕事に必要なモノや環境がすべて整っており、中にはフリードリンクが用意されているところもあります。

しかも、こうした場所では周りもみんな仕事をしているので、自分も自然と仕事モード になっていきます。自宅で集中できないタイプの人は、適度に雑音があったり、人目にさらされていたりする方が集中できる傾向があるので、シェアオフィスやコワーキングスペースに行けばぐっと仕事がはかどるでしょう。

料金プランも多種多様で、ドロップインの場合は都内でも1時間600円前後と、それこそカフェ感覚で利用できます。定期利用でも「午前中だけプラン」「午後だけプラン」 など時間を限定したプランなら月額3000円〜5000円程度のところもあるので、「午前中のゴールデンタイムはコワーキングスペースに行って集中して働く」といった使い方も可能です。リモートワークを推奨している企業では、利用料を経費として認めてもらえる可能性もあるので、一度交渉してみるのもいいでしょう。

 

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