時短テクニック

集中力は才能や性格ではなく「テクニック」を知っているかどうか

Webの世界はスピード勝負

私がわずか 20時間で新事業のランディングページ(LP)を作ったのは、時間をかけて丁寧に練り上げるメリットよりも、時間が遅くなることで生じるデメリットの方が大きい と判断したからです。

Webの世界はトレンドの移り変わりが激しく、数カ月後には見えている景色がすっか り変わってしまうこともありえます。どんなにいいアイディアでも、スタートが遅れると たちまち陳腐になってしまいます。だからいいアイディアがあったら、見切り発車でもいいから形にしてみる。細かな調整は後からやればいいのです。

Webサイトはとりあえず公開からの肉付け

とくにWebの場合は、公開してから1〜2週間はGoogle検索エンジンにインデックスされないので、見に来る人はほとんどいません。だから、とりあえず作って公開 して、検索エンジンに乗るまでの間、じっくり肉付けしていくという作戦が有効なのです。

とはいえ、思い立ってからすぐ形にしようとしても、なかなか作業は進みません。どんな構成にするか、どんなデータを盛り込むか、いちいち立ち止まって考えねばならないので、とてもじゃないけど20時間では終わらないでしょう。時間を大事にしたいなら、あらかじめ脳に方向性をインプットして「無意識くん」にそのあたりを考えてもらい、少し寝 かせてから実作業に着手した方が、早く効率よく目標に到達できます

 

集中力は才能ではない

ただし事前インプットはあくまでも脳の無意識くんにアイディアや考えをまとめてもら う方法であって、実際に手足を使って行う作業は脳の「表」側で行う必要があります。

この「表の作業」をスピーディに行えるかどうかは「集中力」にかかっています。私も 時間でLPを作ったときは、適度な休憩をはさみつつ、それ以外の時間はひたすら目の前の作業に全集中していました。 世間では「集中力がある人、ない人」のような言い方をすることがありますが、集中力は天賦の才能ではないため、本来は「ある、なし」で語るものではありません。

集中できるかどうかは「テクニックを知っているかどうか」にかかっています。すぐに 集中力が切れてしまう人や、集中するまでに時間を要する人は、集中の才能がないのではなく、集中のための準備や環境が足りていないだけのことです。 そこで本章では、だれもが瞬時に集中する方法や、集中に役立つツールなどを紹介していきます。

 

当サイトの記事が1冊の本になりました↓

すべての仕事を2分の1で終わらせる!アフターコロナの仕事術


前代未聞の脳の無意識を使った時短術、オンライン時代ならではのPC活用時短術やコミュニケーション術を一挙公開します。