時短コミュニケーション

早ければいいとは限らない 信頼を高める「最適なタイミング」とは

仕事は早い方がいいが、全てにおいてそうではない

現代社会ではスピードこそが最大の評価軸であって、仕事が早い人と遅い人がいたならば、間違いなく前者の方が高く評価されます。

ただし、すべてにおいて「早い方が好印象」というわけではないのでご注意ください。

見積書や請求書の作成、入金処理、簡単なメールへの返答など事務的な作業は、早ければ早いに越したことはありません。自分の身に置き換えてみても、「見積もりを出して」とお願いしたら即日対応してくれる人と、何日もかかる人がいたら、仕事が早い方に担当になってほしいと思うでしょう。

アイデアやクリエイティビティが求められる仕事は要注意!

気を付けたいのは「アイディアやクリエイティビティが求められる仕事」の場合です。 作業スピードが速い人は、納期よりもかなり前に仕上げてしまうことがあるでしょうが、 早くできたからといって馬鹿正直に早く納品すると、高確率で「もっとよく考えて」など と差し戻され、かえって長引いてしまいます。

納品があまりにも早すぎると、受け取った側は「早くてうれしい」よりも「あまり考えないで、チャチャッと作ったのではないか」 という疑心にかられ、普段以上に厳しい目でチェックするからです。

かといって締め切り当日など、ギリギリで納品するのもよくありません。期日を守るこ とは社会人として当たり前のことなので、締め切りギリギリではマイナスにならない代わりにプラスの印象にもなりません。「仕事が丁寧で、かつ対応も早い」という最高評価を 得るためには、締め切りの前日など、相手が「あ、予定より早くくれたな」と思うくらいのタイミングで納品するのがベストです。

アイデアもすぐに口に出すのは控えよう

同じように、ミーティング中にいいアイディアが浮かんだとしても、急を要する案件でなければ、すぐに口に出すのは避けた方がいいでしょう。その場で言ってしまえば「単なる思いつき」と思われる可能性がありますが、次のミーティングまで持ち越して発表すれば「時間をかけて考えてくれたんだな」という印象が強くなります。

 

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