無意識力

コミュニケーション能力よりも「仕事の速さ」で評価が決まる!現代に必要な必須の力とは?

社会人にとって最も重要なスキル


あなたは「社会人として最も重要なスキル」は何だとお考えですか?
ひと昔前であれば、だれもが口をそろえて「コミュニケーション能力だ」と答えたかも しれません。たしかに就職活動でも人事考課でも、コミュニケーション能力が最大の評価 軸だった時代がありました。スムーズに仕事を進めるためには、社内外の関係者と気安く 打ち解け、仲良くなっておく必要があると考えられていたからです。
しかし、世の中は確実に変わりつつあります。
コミュニケーション能力は、大きく分けると「情報を伝える能力」と「人と仲良くなる能力」で構成されます。前者が重要であることは今も昔も変わりありませんが、後者の「人と仲良くなる能力」については、その必要性が相対的に低下しつつあるのです。

コロナ禍・オンライン時代の変化で求められる「仕事の速さ」


理由のひとつとして、オンライン会議やオンライン商談の増加が挙げられます。オンラインでの会議や商談は「何時から何時まで」と厳密に決まっていることが多いため、雑談や挨拶などのコミュニケーションは最小限にとどめ、単刀直入に本題に入ります。当然ながら、会議後の親睦会などもありません。 最初はこの新しい働き方に違和感を持っていた人も、回を重ねるうちにだんだんと慣れていき、「雑談なんてしなくても仕事はできる」という当たり前のことに気づくようになったのです。
こうしてコミュニケーションへの幻想が薄まっていく一方、強く求められるようになってきたのが「仕事の速さ」です。

残業は時代遅れ!これからの時代に重宝される人


政府主導の働き方改革の一環として、2020年から「残業は原則として月45時間、年360時間まで」というルールが適用されました。これまで日本社会には残業を美徳とする文化が根強く残っていましたが、新しい残業規制ができたことで、会社としては「残業 をする人」より「早く仕事を終わらせて早く帰る人」を評価せざるを得なくなってきました。働く側にとっても、早く仕事を終わらせれば、自分の時間を持てるうえ会社からも評価されるのだから、残業なんてしている場合ではありません。

しかも、早く仕事を終わらせることは、自分だけではなく仲間や取引先にも利益をもたらします。メールの返信ひとつとっても、こちらが早く返信すれば、そのぶん相手も早く仕事を進められる。だから仕事が速い人は周囲から好かれるし、重宝される。仕事が速い人は、たとえコミュニケーション能力(人と仲良くなる能力)が高くなくても、組織内で うまくやっていける可能性が高いのです。

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