脳にもエンジンがある
現代のクルマはスタートボタンを押すだけで瞬時にエンジンがかかりますが、ひと昔前 のクルマはエンジンを始動した後、アイドリング状態でしばらく車を放置する、すなわ ち「エンジンをあたためる」というステップが必要でした。
エンジンをかけるには少し時間がかかる
実は人の脳も旧車のエンジンと似た構造になっていて、エンジンをかけるには少々時間がかかります。
午前中は、通勤電車の中でスマホを使わず「ぼーっと過ごす」ことにより自然とエンジンがかかるので、出社後いきなり重めの仕事に取り組んでもかまいません。むしろフル マックス状態の脳を1分たりとも無駄にしないためにも、すぐさま重要な仕事に取り掛かるべきです。
最初はエンジンをあたためる作業をしよう
しかし、徐々に疲労が蓄積し、昼食を食べることで弛緩した午後の脳を起こすために は、旧車と同様のアイドリングが必要になります。昼休憩からオフィスに戻ったら、最初 の5〜10分は無理して頭を使わずに、手先だけで処理できるような簡単な作業に取り組んでエンジンをあたためましょう。
私もエクセルへの入力作業や「わかりました」と返信するだけのメールなどは、たとえ 午前中に処理できる時間があったとしても、午後イチにやるために残しておきます。ちょ うどいい作業がない場合は、業務に関連するニュースサイトのチェックなど、情報のインプットにあてるのもいいでしょう。
当サイトの記事が1冊の本になりました↓
すべての仕事を2分の1で終わらせる!アフターコロナの仕事術
前代未聞の脳の無意識を使った時短術、オンライン時代ならではのPC活用時短術やコミュニケーション術を一挙公開します。