時短テクニック

人の集中力は50分が限界 疲れる前に休むべし!

集中力を取り戻すには休憩が必要

前項では「朝の1時間は仕事がはかどる」という書き方をしましたが、厳密にいえば私 が集中して仕事をしていたのは「朝の50分間」です。朝1時間早く出社したら、最初の50分は集中して業務に取り組み、同僚たちがぼちぼち出社し始める最後の10分は休憩にあて ていました。

なぜなら人間の集中力は時間とともに低下していき、集中力を取り戻すには休憩をはさむ必要があるからです。

おすすめの仕事サイクル

どれくらいのペースで休めばいいのか、休憩の目安については諸説あります。

有名なのは「25分作業したら5分休憩」を繰り返す「ポモドーロ法」で、デザイナーな どクリエイティブな職業の人や受験生などからとくに評価されている時間管理術です。こ の方法は私も試してみたことがあり、悪くはないと思いましたが、いかんせん日本の会社 にはなじみにくいという結論に至りました。会社員が25分に一度というハイペースで休憩していたら、周囲から「アイツは休んでばかり」と思われてしまう危険性が高いからです。

一方、医学的・生理学的には、人間の集中力の限界は 分だといわれています。大学の 講義が 分単位なのもこのためでしょう。ただし90分というのはあくまで限界であって、 現実にはその半分の45分を過ぎたあたりから徐々にパフォーマンスが落ちてくるというのが私の体感です。

だから私は、小中学校の授業時間とほぼ同じ「50分作業、10分休憩」のサイクルを採用しています。これなら周囲の目も気にならず、作業中ずっと高い集中力をキープしてクオリティの高い仕事をすることができます。

 

会社員の仕事は持久走

重要なのは、たとえキリが悪いタイミングでも時間になったら必ず仕事の手を止めて休憩することです。

仕事がノっているときは「もう少し続けたい」「最後まで一気に終わらせたい」という 気持ちになりがちですが、その誘惑を断ち切って休憩を取った方が、1日トータルで考えると効率よく働けます。会社員の仕事は持久走のようなもので、いくら調子がいいからと いって休憩なしで走り続けていたらすぐスタミナ切れになって、終業まで完走することは できなくなってしまいます。

なお、休憩時間をどう過ごすかは各自の自由ではありますが、私のオススメはストレッチなどの軽い運動をすることです。楽天時代は、オフィスの階段を3、4階分おりてから 駆け上がるということをよくしていました。身体を動かすと脳に血が巡るので、よりリフレッシュした状態で仕事を再開できるのです。

 

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